第3回 花粉症

花粉症の季節が始まりました。日本人の16%が毎年くしゃみ、鼻水、鼻づまり、涙で悩んでいるそうです。花粉が一定量 を超えると体は花粉を排除すべき異物として認識してIgEという抗体を作るようになります。抗体は本来ウイルスなどを排除する働きをしますが無害な花粉にも反応してしまうのです。花粉を外に追い出そうとするため、くしゃみで吹き飛ばしたり、鼻水、涙で洗い流そうとしている防御反応なのです。

今まで軽症で気づかなかった人も大量 の花粉に出会うと花粉に対する抗体を多量 に産生し、症状が強くなります。2月から4月はスギ、4月から5月はヒノキ、6月から8月はイネ科、8月から10月はブタクサの季節ですが、スギ花粉が多いのです。

予防は花粉暴露を少しでも減らし、抗体産生を減少させることです。花粉情報に注意し飛散の多い時期で、前日が雨、天気が晴れ、気温が高く湿度が低い、風の強い日は出来るだけ外出を控えることです。部屋にはなるべく外気を入れないように窓や戸をしめる。外出時には花粉が付着しないようマスクやめがねをして帽子をかぶりましょう。マスクは吸い込む花粉を1/3〜1/6に減らします。花粉症でない人も吸い込む量 を少なくし花粉症になる可能性を少なくします。メガネカバーやゴーグルが良いのですが特別 な加工をしていない普通のめがねでも花粉の結膜への付着は1/3になるそうです。

洋服は花粉が付き易い毛織物はやめ、すべすべした表面 のものを着ましょう。帰宅したら衣服や頭髪から花粉を払い落とし手洗い、洗顔、洗眼、洗髪、鼻をかみます。うがいは喉に流れた花粉を流します。帰宅したらシャワーが一番。外で干した布団や洗濯物には花粉がつくので取りこむ前によく払う。室内をこまめに掃除する。部屋はジュータンや畳よりフローリングが良いでしょう。空気清浄機を使うのもよいでしょう。

日常生活の注意も必要です。ストレス、寝不足、過度の飲酒、感冒に注意し体調を崩さない事です。症状が出始めたら初期には鼻粘膜の炎症が進んでいないので早く正常化できます。早めに医療機関を受診しましょう。

     
 
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